ぴあすの口腔ケアドットコム

歯科衛生士の目線からのお話です。

訪問歯科へ転職しようか悩んでいる歯科衛生士さんへ

近年、訪問歯科の需要が高まってきています。訪問歯科へ転職しようか悩んでいる歯科衛生士さんも多いんではないでしょうか?

そんな私も訪問歯科で働いて早6年です。

紆余曲折した経験をもとに、訪問歯科への転職で悩んでいる方の参考になれば幸いです♪

 

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これから需要が必要になる訪問歯科衛生士の魅力をたっぷりお伝えします

訪問歯科の仕事内容は?

専門的口腔ケア

主に歯科衛生士は専門的口腔ケアを行います。器質的口腔ケア・機能的口腔ケアに分けられます。

器質的口腔ケア‥お口の中をお掃除して清潔に保つことです。

機能的口腔ケア‥お口の機能を維持・向上するためのことです。

 

また、義歯を装着してる方がとても多いので義歯清掃や取り扱いについての説明などもよく行います。

 

診療補助

歯科医師と一緒に訪問に行く時は診療補助もします。コーディネーターやケアスタッフがいない時は、歯科衛生士が主となって機材を運んだりセッティングも行います

情報提供書や診療記録の作成・報告

施設やケアマネージャーに提供する為の記録を作成したり、電話で直接報告したりもします。

アポイントの調整

コーディネーターなどが在籍していない医院ではアポイントの調整なども歯科衛生士が行います。ルート・治療内容・患者さんのケアプランを考慮しながらアポイントを組みます。

 

1日でどのくらいの患者さんを診てるの?

1日で10人~20人程診ます

平均で10人~20人の患者さんを診ています。多い時は25人くらいになる事もあります。

 

働いてるスタッフの年齢層は?

30代~40代が多い・その理由は

子育て中のパートさんや子育てが一段落した歯科衛生士さんが多いです。

地方では、正社員で訪問歯科のみで雇われることが少ないので、主にパートの方が訪問歯科をする所が多いようです。

 

訪問歯科の人間関係

訪問歯科の人間関係はとても大切です。長時間、同じ人と過ごすからです。

正直にいうと、人間関係が悪いと車内はしんどいと思います。

 

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求められるスキルは

若い時に高い技術やスキルを身に付けている歯科衛生士さんは、もの足りなさを感じる方もいるかもしれません。訪問診療でSRPやPMTCなどはあまりしません。しないというより歯科衛生士の体位的にも、高齢者の身体状態的にも難しいことが多いからです。

 コミニケーション

1番大切なのはコミニケーション能力です。高齢者の方はとても表現が自由です。また、自尊心の高い人も多くいます。高齢者の方の言葉をいちいち気にするような人や直ぐに腹を立ててしまう人などは向いてないかも知れません。自尊心を傷つけないように上手く流せる方の方が向いています。

また、他職種の方との連携も大切なので人見知りな方は苦労すると思います。

 

よく観察できる方

訪問診療において観察する力は大切です。健常者を診ているのではないので、表情の変化や呼吸の状態の変化などを気づけるように目を配ることが大切です。

 

転職を決める時のポイント!!

勤務時間・給料・仕事内容などの優先順位をつける

勤務時間・給料・仕事内容・人間関係などの中から譲れない所ってありますよね?

この中から優先順位をつけて決めていきましょう

 

必ず訪問診療を見学する。車の中での雰囲気も大切

訪問診療の見学は必ず行いましょう。できれば一緒の車に乗って行くのも良いかも知れません。一緒に車に乗っていくと大体の雰囲気はつかめると思います(^^)

 

2025年問題に向かって訪問歯科衛生士の需要は高まるよ

2025年問題を聞いたことがある方もいると思いますが、詳しくない方の為に少しだけご説明します。

2025年問題とは‥第1次ベビーブームに生まれた、団塊世代が後期高齢者(75歳)に達し、医療や介護の社会保障費の急増が懸念される問題についてのことです。

2030年はもっと大変になりそうですが‥

働く場所が増えて働き方が選びやすくなる

訪問歯科衛生士の働き方は多様化しています。施設・デイサービス・病院・講師・フリーランスなど高齢者への口腔ケアのスキルさえ身につければ何処でも働くことはできます2025年に向かって、これからはもっと色々な働き方が生まれてきそうです。

 

子育て一段落しても再就職しやすい

口腔ケアは自分のペースで働くこともできるので、施設で常駐している歯科衛生士さんやフリーランスの歯科衛生士さんなどは40~50代の方も多くいます。

フルタイムの仕事や体力に自信が無くなっても口腔ケアはできます。身体と相談しながらゆっくり口腔ケアをして廻ることもできるので、息の長い仕事だと思います。

 

パートでも働きやすい

パートさんが働きやすいのは、時間の融通が利きやすいからです。私の医院でも訪問診療は17時までと決まっています。17時過ぎには保育所に子供を迎えに行かないといけない場合でも対応できます。パートで働こうとお考えの方は訪問診療の最終時間は何時なのか?帰ってきてからの仕事の量や時間などもよく聞いておくと良いと思います。

 訪問歯科のやりがいまとめ

訪問歯科って人の役に立っている~と実感できる仕事だと思います。

歯医者に通えない方・寝たきりの方・自分で歯磨きできない方などなど、本当に困っている方の所に行き仕事をします。

診療が終わった後は『ありがとう』『すっきりしたわ』『ご飯が美味しい』などと感謝して下さる方が多数です。院内の業務とはまた違ったやりがいを感じられますよ~(^^)/

 

また、訪問歯科は30代~40代が多いと書きましたが20代でも高齢者とお話しするのが好きな方や口腔ケアを学びたい方は是非チャレンジして欲しいです。若い力は必要です。

 

また、これからの時代は色んな形で活躍できる歯科衛生士さんがいても良い時代なのかなと思っています。長く歯科衛生士として活躍して欲しいです♪

 

訪問歯科の転職でお悩みの方がいましたら、コメント下さいね~(^^)/

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

是非、読者になって頂けると更新の励みになります。

 

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