訪問歯科衛生士が教えるスポンジブラシの使い方5のポイント・ご家族の介護をしている方へ
こんばんは!(^^)!
花粉症と闘いながら訪問診療に向かってるぴあすです。
今の時期はくしゃみをしないように気を付けたいんですが、目は痒いし辛い所です。
コロナウイルスが流行っているので、検温と消毒は欠かさずしてるのでご安心下さい。
コロナウイルスはどうなっていくんでしょうかね~。お気をつけ下さい。
今日は
訪問歯科衛生士が教えるスポンジブラシの使い方5つのポイント・ご家族の介護をしている方へ
をお話しします。
[もくじ]
①水分はしっかり取る
⓶汚いスポンジはお口の中に戻さない
③奥から手前に
④外側にくるくる回しながら
⑤小帯に気をつけて
です。細かく説明していきま~す(^^)/
スポンジブラシも色々ありますが、
今回は↓↓この形のスポンジブラシの使い方を説明していきますよ
個人的にはコスパにこだわらないなら
バトラーのスポンジブラシがお勧めです。
スポンジブラシがとても柔らかくて優しい♪
本当は利用者さん、みんなに使ってあげたいんです。(高いから無理だけど)
画質が悪くて、ごめんなさい。
①水分はしっかり取る
スポンジブラシについた水分はしっかり取ってから、使いましょう。
スポンジなのに水をとったら意味ないじゃんっと思った方、確かに一般的に考えたらそうですよね。
ですが‥‥
お口の中に限っては違います。水に湿らしたスポンジブラシを固いペーパーに挟んで、”ぎゅーーーー ”っとしてからお口の中に使用しましょう。
何故なら、ビショビショなスポンジブラシをお口の中で使うと汚いものを誤嚥し、誤嚥性肺炎のリスクが高まるからです。
水はサラーっとしているので誤嚥しやすいのです。
せっかく、綺麗にするためにしているのに誤嚥してしまったら悲しいですよね。
使う前にペーパーに挟んで”ぎゅーーー”ですよ(^^)/
⓶汚いスポンジはお口の中に戻さない
これは、歯ブラシを使う時にも応用できるんですが、汚いスポンジを何度もお口に戻さない事が大切です。
使い方を説明します↓↓
水の入ったコップを3つ用意します。
お口の中に使用したスポンジは最初に1番左側の水で洗います。
ある程度、汚れが落ちたら真ん中で洗います。
最後に右側の1番綺麗な水で洗います。綺麗な水で洗ったら、またお口の中の掃除をします。
この流れが大切です。この流れを繰り返し行います。
めんどくさーいっと思った方もおられるかも知れませんが
慣れてくると以外と早くできるもんです。
誤嚥性肺炎のリスクが高い方には是非試してみて下さいね。
♪♪汚いから綺麗に洗い流す~♪♪
何か、こんな歌 昔流行りませんでしたか~?
♪♪右から来たものを左へ受け流す~♪♪だったか?
あっ ムーディ勝山っだったww
スポンジブラシは受け流さないでくださいね~ww
③奥から手前に
スポンジブラシを使う時は奥から手前にを意識して使いましょう!
感の良い人はお分かりだと思いますが、手前から奥だと汚いものを喉の奥に押し込んじゃう危険があるからです。
正解しましたか~?
ほっぺたの辺りのお掃除でも、舌のお掃除の時でも奥から手前を意識して使ってみて下さいね。
④外側にくるくる回しながら
スポンジブラシはくるくる回しながら使うとスポンジの良い所を最大限に活かしながら使えます。
以外と知らない衛生士さんも多いのが残念です。
右側のほっぺたをする時は右側にくるくる回す。
左側のほっぺたをする時は左側にくるくる回すことを意識しながら使用します。
簡単に言っちゃうと、お口の外側にくるくる回して使ってねと言いたいのです。
なら、最初っからそう言えば言いのに~ww
はいっ!ここまでで1度復讐しましょう。
スポンジブラシを使う時は~♪
ブラシの水をしっかり取って~奥から手前にスポンジブラシをくるくる~
汚いブラシをお口の中に戻さない~♪♪です
復讐ができたところで
⑤小帯(しょうたい)に気をつけて
そもそも小帯ってなんぞや?ですよね。
ほっぺたと歯の間にあります。
頬っぺたやくちびるを引っ張ると線みたいに出てくるやつです
↓こんなやつ
自分のお口で見るとよく分かります。
説明していきます↓
ちょっと、わかりにくくてごめんなさい。
このチェックしてる7ヶ所を強く押さないように気をつけてスポンジブラシをくるくるしましょう。
この7ヶ所を強く抑えると結構痛いです。
ここの場所はスポンジブラシで飛び越えるように意識してくるくる回しましょう。
参考までに
青〇‥上唇小帯・下唇小帯
オレンジ〇‥頬小帯
紫〇‥舌小帯 ←この場所は舌の裏側ですよ~!お間違いのないように~!
どうでしたか?
少しは参考になったでしょうか?恩着せがましいww
歯のない方・少ししか歯が残ってない方でも、お口からで食事をとっている方は以外とお口の中が汚れている事があります。
柔らかい物を食べる事が多くなると余計に汚れは付きやすくなります。
飲み込む力が弱ってくると、上あごや喉の奥の方にも溜まります。
上あごの掃除も奥から手前にスポンジブラシを動かすのが基本です。
喉の奥の方の汚れを取る時は手早くが大切です。
喉の奥を強く押しすぎると、嘔吐反射が起こるので気をつけましょう!!
手早くかき取りましょう。
ご家族の介護をされている方と日々接していますが、皆さんそれぞれにとても家族思いで感動させられる事がよくあります。
ただ、ご家族の方が疲れきってしまっている方も時々います。
個人的に思うのは、夫婦の方で男性の方が妻の介護をしている方に多いような気がします。
そういう時は『○○さん、お身体大丈夫ですか?』などとお声をかけるようにしています。今の高齢者の方って我慢強過ぎる方が多くて心配になります。綺麗ごとに聞こえるかも知れませんが、辛い時は素直に言ってくれても大丈夫ですよと伝えしたいです。聞かせて頂いたお話しから、ケアマネージャーさんにこちらの方からお話しできることもあります。共倒れが1番悲しいですよね。
支え合える医療をしていきたいですね(^^)/ 現実は厳しいぞーー!!
今日も読んで頂きありがとうございました。