歯科訪問診療のご紹介
こんばんは(^◇^)
コロナウイルスの為、歯科医院はの~んびりしています。
今はあまり出歩かない方が良いと言われても、ストレス溜まりますよね(+_+)
施設や病院などの訪問は検温が続いてます。
体温計って、どの体温計が良いんでしょうかね~。
ふり幅が凄くてww
と考えながらのんびりと訪問診療に向かってます。
早く、平穏な毎日に戻って欲しいです。
当たり前な生活って、当たり前じゃないと考えさせられますね。
当たり前の日々に感謝です(´・ω・`)
今日は歯科訪問診療のご紹介~田舎編~
をお話しさせて頂きたいと思います。
何故、歯科訪問診療のご紹介をしようと思ったかというと‥
私の地域では
『どこまで、できるんですか?』
というご質問をた~くさん頂きます。
答えは
『大きい手術(インプラントなど)以外はできます』
とお伝えしています。
[もくじ]
①虫歯治療
・レントゲンは撮れるの?
⇒撮れるよ~。
・麻酔はできるの?
⇒できますよ~。
・歯は削れるの?
⇒できます~。
⓶歯周病治療
・歯石は取れるの?
⇒取れま~す。
・歯茎が腫れてるんです。
⇒症状を確認して適切に対処します!!
③抜歯
・血をサラサラにする薬を飲んでるけど歯は抜けるの?
⇒身体の状態や薬の量にもよりますが、適切に対処します!
・歯がグラグラしてる
⇒抜歯も内科と連携して行います
④入れ歯
・新しい入れ歯は作れるの?
⇒基本的には作れます
・入れ歯の具合が悪い・修理して欲しい
⇒入れ歯の調整・修理もできます
を詳しく説明していきますね。
①虫歯治療
・レントゲンは撮れるの?
虫歯治療は虫歯の大きさを確認しながら行います。
小さい虫歯ならレントゲンなしでも大丈夫なこともありますが
大きい虫歯にはレントゲンが必要です。
訪問診療では、部分的なレントゲンを使用します
(デンタルです)
↓こんなやつ
レントゲンで1番不安なのは、放射線量ではないでしょうか?
基本的に歯科で使用しているレントゲンの放射線量は0.01ミリシーベルトです。
『数字で言われても、分からね~』
と言われそうですね~。
簡単に言うと、1人辺りの自然放射線(年間)日本平均は1.5ミリシーベルト
飛行機で東京⇔ニューヨーク間を1往復で0.2シーベルト
要するに、心配ないですよと言いたいのです。
状態を把握し治療計画をたてる為に、レントゲンは非常に大切になってきます。
ご理解頂けるように説明していくことが、大切ですね( ^^)
麻酔はできるの?
虫歯が大きい場合は麻酔が必要になってきます。訪問先でも麻酔は可能です。
表面麻酔後↓
麻酔します。
ですが、
麻酔をする前は必ずバイタルチェック
血圧測定は必ずしましょう!!
高齢者の身体状態は毎日変わりやすいのです。
大丈夫かな?と思っても治療前は血圧測定は行いましょう。
私は1度怠った為に、痛い目にあいました(;^ω^)
歯科医院ではあまり血圧を測る事は少ないように思いますが、
訪問診療ではとても大切です。
基準値は頭に入れておきましょう!
歯は削れるの?
訪問診療先でも歯は削れます。
歯を削る機械は歯科医院それぞれです!
昔、使ってたのは凄く重くて‥↓
エレベーターなくて
これを3階まで階段で運ぶのは地獄でしたねw(;^ω^)
最近は凄く小型化されて有り難いです。
どんどん、小型化されると嬉しいですね~♪
⓶歯周病治療
歯石はとれるの?
歯石も超音波スケーリングとキュレットもできますよ。
超音波スケーリングは持っていない所もあるかも知れませんが、
キュレットは大丈夫ですね。
正直、訪問診療でのキュレットは非常に難しいです
完璧を求められると厳しい所ではありますが、ケア回数などで補いたいですよね!!
歯茎が腫れてるんです
この主訴は訪問診療では多いように感じます。
ハブラシが行き届いてないからですよね。
歯のお掃除が必須です。
体力や免疫力が落ちてる方は要注意です。
歯茎の腫れが引いても
口腔ケアの継続をご家族の方や本人にしっかりお話ししていく必要がありますね。
③抜歯
・血をサラサラにする薬を飲んでるけど、歯は抜けるの?
薬の種類や量により歯科医が判断してくれますが、
私の医院ではスタッフ間でどのようにするのが最善であるかよく話し合います。
歯科医としっかり話ができるように、病名や薬の勉強も大切ですね。
歯がグラグラしている
利用者さんの健康状態により、内科と連携しながら行います。
抜歯できる時はして貰っていますが、
出来ない時(休薬が必要な場合)は自然に歯が取れて誤嚥しないように考え、家族とよく話し合い内科とも連携をとっていきます。
隣の歯と連結させたり、固定したりと応急処置をします。
④入れ歯
新しい入れ歯は作れるの?
基本的には作れます。
歯医者にもよるかも知れませんが、入れ歯を作るまでには4~5回は必要です。
また、入れ歯が完成してからも調整が何度か必要です。
新しい入れ歯を作っても‥
【利用者さんが新しい入れ歯を使いこなせるか】です
長年、慣れ親しんだ入れ歯から新しい入れ歯に慣れるのはとても大変です。
私の経験だと、作ってはみたけど全く使わない人もまぁまぁいます。
利用者さんの顎堤(歯茎)の状態にもよります。
ですが、
利用者さん自身が新しい入れ歯を作りたい!という事もありますが‥
利用者さんが望んでいなくても、家族が作ってあげて欲しいと言われることもあります。
ここで大切なことは、入れ歯を作る前に‥
【入れ歯を使いこなせるかどうかは作ってみないとわかりません】
とハッキリと本人や家族に伝えておきましょう!
最初に伝えておくと、後々トラブルになることも少ないかと思います。
長年使っている入れ歯は酷く汚れている方もいます。
👆これは、まだマシな方です
新しい入れ歯にして欲しい所ですが、作ったものの使いこなせず
食事量が落ちてしまうのでは困ります。
使いこなせない時は新しい入れ歯はスペアーとして置いといて貰い
古い入れ歯を綺麗にし、入れ歯の清掃の仕方を丁寧に指導しています。
入れ歯の調整・修理もできます
入れ歯の調整や修理も訪問先で可能です。
こんな感じ↓
削りカスが飛ばないよう、ドームみたいな中で削るような物もあります。
私の医院のDrは削りにくいといくう事で、透明ビニールの中で削ってます。
熱湯は水筒にいれて持っていくと便利です。
入れ歯の方は食事をする上で入れ歯の適合はとても大切です。
長く、美味しく食事できるように工夫が大切です。
時には入れ歯安定剤を使わなければならない人もいますが、
訪問歯科衛生士として安定剤の種類と清掃方法を身につけておいて
損はないかもしれません。
きょうも読んで頂きありがとうございました。