ぴあすの口腔ケアドットコム

歯科衛生士の目線からのお話です。

訪問歯科衛生士が実際に使っている、口腔ケア時の吸引器について

こんばんわ(^^)/

 

もうすぐ、ホワイトデーですね~♪

 

地味にお返しを楽しみにしている、ぴあすです( *´艸`)

 

今日は

訪問歯科衛生士(ぴあす)が実際に使っている、口腔ケア時の吸引器について

 お話しします。

 

[目次]

①使ってる吸引器の紹介

⓶介護用吸引器への工夫は排唾管(はいだかん)

④吸引器の掃除の仕方

⑤吸引器のまとめ

 

以下、細かくお話ししていきますね(^^)/

 

使ってる吸引器のご紹介

こちら↓

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↑【ケアクリニックⅡ】

 

歯科医師が考案した介護用吸引器です。

 

コンパクトで軽くて、とても使いやすいです。

 

はいっ、残念なお知らせです(+_+)

 

販売は中止になっております。

 

『売ってる物を紹介せいっ』

って突っ込まれるかも知れませんが(;^ω^)

 何故か、販売が中止なんですね~残念。

もっと、良い性能の吸引器がたくさん出てきているのでしょうか?

 

 

ケアクリニックⅡを大事に何年も愛用してるのでご紹介させて頂きました!

2回壊したけど、2回自力で修理した。取っ手もとれてるけどまだ使えるww

 

数年前に比べて、吸引器の種類も沢山でてきているので、

 

ご予算と相談しながら決めて下さいね。

 

介護用吸引器への工夫は排唾管

訪問診療を始めた頃に感じたこと

正直に言うと‥

 

院内のバキュームと比べると吸引力が弱くて

付属してるバキュームチップも固くて使いにくいな~っと感じていました。

 

たまたま、他の医院に見学に行った時に同じケアクリニックⅡを使っていました。

 

そこの医院では、バキュームチップを使わず別の物を使用していました。

 

排唾管です↓

 

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院内で使用するのとは、ちょっと違います!

 

良い点は、

①曲がるので自由自在

⓶先端はゴムの素材なので粘膜傷つけない

 

↓こんな感じで持ち運びして使っています。

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お口をなかなか開けてくれない方や寝たきりの方にも重宝しています。

 

咽頭部に痰が張り付いていたりする時も、普通のバキュームチップだと吸引しにくいのですが、先端を排唾管に変えるだけでとても操作しやすくなりました。

 

先端はゴム素材で柔らかいので、咽頭部や口腔粘膜を傷つけることなくケアできますし

 

頬粘膜の排除も使えるので、口腔内も見やすくなります!

 

 

また、簡単に準備できることも重宝している理由です。

 

訪問診療って出したり片づけたりの繰り返しです。

 

 

できれば、簡単ですぐにセッティングできるものが良いですよね(^^)/

 

排唾管はぜひ1度試して貰いたいです。

 

吸引機の掃除の仕方

 

何年か前のニュースですが、病院で歯科衛生士が使ってる吸引器が原因で

院内感染が起こったというニュースがあったような気がします。

 

 

当時はまだまだ口腔ケアの知識が乏しく、ヒヤッとしたことを覚えています。

 

このニュースがきっかけで、吸引器の掃除とホースの掃除には気を配っています。

 

 

使用済みホースはホースの中までしっかり薬液が浸透するように掃除します。

↑結構、手間かかるし難しいww

 

ホースの中を掃除してから薬液に浸け置きしています。

 

浸け置きが終わったら乾燥させておきます。

 

消毒液については、みなさんもよく勉強しておられると思うので

コスト面の事も考えて、医院で使用している物などを

工夫して使うのが良いと思います。

 

吸引器本体自体の掃除は目でみて汚れてきたなと思ったらすぐにしています。

 

訪問先で軽くすることもありますし、時間ができた時は念入りに行うようにしています。

 

カビを発生させない。常に清潔に保つことを心がけています。

 

高齢者の中には免疫力が落ちている方やプレフレイルやフレイルの状態にある方

沢山います。

 

 フレイルについてはこちら ↓↓

www.piasu-okuchicare.com

 

健康な人がかかると軽傷なことでも

高齢者がかかると重篤な状態に陥ることがあります。

 

コロナウイルスもそうですよね~。

 

また、訪問診療は在宅⇔施設行ったり施設⇔病院に行ったりと

移動しますよね。

 

自分たちが感染源になっては絶対にいけません。

 

感染しない・感染させないという意識を常にもつことも

大切なことだと思っています。

 

吸引機のまとめ

寝たきりの方や嚥下機能や咳反射が低下している方

また、うがいのできない方への口腔ケアでは吸引器を使用しながらの口腔ケアは

非常に大切になってきます。

 

誤った方法で口腔ケアを行ってしまうと

誤嚥性肺炎を引き起こす原因になってしまいます。

 

口腔内の食物残渣や汚染物を上手に口腔外へ出せない人には

吸引器を使って手早く汚染物を除去する必要があります。

 

病院においては、病院に設置されている吸引器を使う事も多いですが

吸引器が設置されていない方もいます。

そんな時にも使用でき、手で運べる吸引器は非常に役にたちます。

 

また、病院に設置されている吸引器より吸引力はあると思います。

 

 

歯科医師・歯科衛生士は口腔の専門家です。

 

正しい方法を身に付けて、専門的口腔ケアができる歯科衛生士が沢山増えてくれるといいなぁと思っています。

 

 

今日も読んで頂きありがとうございました

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