訪問歯科衛生士が教える 口腔ケアジェルの使い方 ~4つのポイント~
こんばんは!(^^)!
肩が凝ると舌が痛いぴあすです。ヤバイw
今日は
訪問歯科衛生士が教える 口腔ケアジェルの使い方
~4つのポイント~
をお話ししていきます。
①塗布の仕方
ジェルの種類は色々ありますが、よく見かけるのはリフレケアですね(私の周辺地域に限る)
リフレケアはヒノキチオール配合(真菌に対する高い抗菌性を有する事が証明されています)でカンジタ予防にも効果的ですね。
口腔ケアジェルを使用する方の中には口腔内の乾燥が著しい方が多いです。
ケアジェルをそのまま痂疲(かひ)や口腔粘膜に塗布する前に‥
①口腔内を軽く湿らす程度に軽く水を付けることです。
(誤嚥しないように・ビシャビシャは駄目ですよ~。かる~くです)
痂疲(かひ)等をふやかすにはいきなりジェルだけでは厳しい時もあります。
また、ケア前にホットパックをしておくと口腔内の乾燥が緩和される場合もあります。
☆ホットパック
=小さいタオル等をお湯に浸してからよく絞ります
患者さんの口から2~3センチ離した所にあててしばらく時間をおきます。
口腔内を湿らすんですね~♪
②ブラッシング・マッサージ
口腔ケアジェルは最初に塗布したら後はあまり追い足ししないようにと習ったことがありますが、乾燥の強い方は追い足ししないと厳しのが現実です。
ケア中はジェルを塗布してスポンジブラシやモアブラシを使って頬粘膜や口蓋などをマッサージして唾液の分泌を促します。
②ジェルを塗布して痂疲がふやけてくるまで数分かかるので
その間はマッサージをしたり残存歯を磨いたりして待ちます。
痂疲を無理やり剥がすと出血したり、患者さんが痛がるので注意しましょう!
っと言いつつも何度か出血させてしまった経験があります(^^;)
痂疲が剥がれるとジワーっと唾液が出てきます。気持ち良い♪
③拭き取る‥
ブラッシングとマッサージが終わった後はジェルを
③スポンジブラシなどを使用して必ず拭き取りましょう!!
ジェルが口腔内に残ったままだと、ジェルがそのまま固まって乾燥し余計に口腔内の状態を悪化させることもあります。
拭き取りができてなくて、痂疲とジェルのミルフィーユになってる事ってありませんか?
ジェルにも拭き取りが必要ない物もあります。
例えばコンクールのマウスジェルです。
リフレケアシリーズのジェルは拭き取りましょうと
パッケージの裏に明記されていますので必ず拭き取りましょう!
ジェルは沢山の商品が出ているので、悩みますよね。
私も色々試しました!
パッケージに書かれてるいる事を確認して、各々の使用方法を守る事が大切ですね。
④保湿
ジェルを拭き取ったら保湿をしましょう。
④保湿にはワセリンや口腔内の残したままでも大丈夫なジェルやスプレーなどを使用しましょう。
私は本当にうすーくワセリンを塗る事が多いですが、ワセリンが原因で口唇などが逆に荒れてしまう方もいました。稀ですが、こういう方もいるので確認は必要だなと感じました。
【口腔ケアジェルのお話】
口腔ケアジェルって、色んな製品が出ててどれを使ったら良いのか悩みますよね。
私も色々な製品を試しましたが今の所3種類のジェルで落ち着いています。
基本的にジェルって甘い物が多いですよね。女性には大丈夫な人も多いですが、男性は甘い味や酸っぱい味が苦手な人もいるようで‥『コーヒー味とかビール味とか作って欲しいわっ』と言われた事もあります。ww
あったら私も試してみたいけど、きっと気持ち悪い気がする‥w
私の医院では‥
①リフレケア
リフレケアは2,000円以下で購入できますし、プッシュタイプやミストタイプも出ているのとジェルの具合も程よいので比較的どの方にも使用しやすいなと感じています。私が住んでいる周辺地域の病院はほとんど置いてますね。
②ウェットキーピング
ウェットキーピングも2,000円以下で購入できるようです。
リフレケアと同様にミストタイプも出ているので使用しやすいです。
ウェットキーピングは口腔粘膜への粘稠性が良いので、口腔乾燥が強い方やお口から食事をとっていない方などのケアによく使用します。
粘稠性が良いので、使用時には注意が必要です。
手の甲にジェルを出してしっかりジェルを伸ばして”ダマ”が無くなるようにします。
この工程をしておかないと塊が誤って気管に入ってしまった時は誤嚥の原因になります。
ウェットキーピングは歯科医師の黒岩恭子先生の講習会に出席した時に知りました。
先生の講習会は勉強になる事が多く、現在の口腔ケアに活かされています。
クルリーナブラシやモアブラシも非常に使いやすいので、スポンジブラシのみでケアされている方には試して貰いたいですね♪
オーラルケアに電話すると、試供品を頂ける事があるので試してみる価値はありますね!!
③コンクールマウスジェル
コンクールマウスジェルは流動性が良いので、口腔乾燥が強い方などにはあまり使用しません。
コンクールの会社の社員さんに直接お聞きしましたが、マウスジェルは拭き取りの必要がありません。なので、舌のケアや比較的元気な方に使用しています。
コンクールマウスジェルも2,000円以下で購入できますね。
この3種類のジェルを使い分けています。
他にももっと良いのが色々あるよ~!っていう意見もあると思いますが、
私の医院ではこの3本あれば今の所は問題なく口腔ケアできています。
口腔ケアに悩んでる方は参考にしてみて下さいね。
これからの口腔ケアジェルの進歩も楽しみです。
以上、ぴあすでした。
良いお休みをお過ごし下さい。